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2.教科書

私たちは自作の教科書をつかって基礎物理教育をしています。
工科系のための基礎力学 [1],力学WORKBOOK [2],基礎物理WORKBOOK [3],工科系のための物理学実験 [4] の4冊です。それらを「HIT基礎物理学シリーズ」と呼んでいます。

基礎物理学の中心は力学です。学生は,その講義[1]と演習[2]の内容を教科書をつかって自学自習しながら,自然現象を解析的に調べる方法を身につけます。学科の性格に合わせて,電磁気学,熱統計力学,量子力学などが加わります[3]。

学科によっては,WORKBOOK2冊[2,3]を演習だけでなく講義の教科書としてもつかっています。実験書[4]の内容は,実験をしてデータを得ることの大切さや,それに含まれる誤差に注意することを教えこまなければならない時代に即しています。HIT実験ノート[5]と併用して教育効果を上げています。

私たちは教科書の共同執筆と改訂作業をとおして,本学に適した基礎物理教育の骨組みを作り,それに肉づけをしながら,つぎの世代へ伝えています。

HIT基礎物理学シリーズを読み物としても気軽に読んでみてください。

HIT基礎物理学シリーズ(左から[1],[2],[3],[4])

[1] 工科系のための基礎力学<第2版>

井上 光,鈴木 貴,尾崎 徹,中西助次,細川伸也,大政義典
2014,東京教学社.
ISBN978-4-8082-2059-4

[2] 力学WORKBOOK<第3版>

井上 光,尾崎 徹,鈴木 貴,山本 愛士
2019,東京教学社.
ISBN978-4-8082-2081-5

[3] 基礎物理WORKBOOK<第2版>

尾崎 徹
2015,東京教学社.
ISBN978-4-8082-2053-2

[4] 工科系のための物理学実験<第4版>

井上 光,尾崎 徹,山本愛士,木舩弘一,小島健一,安塚周麿
2021,東京教学社.
ISBN978-4-8082-2075-4

[5] HIT実験ノート

[1]‐[4]を教科書として採用を検討したい方は,東京教学社のホームページから見本を請求してください。

基礎物理WORKBOOK,WORKBOOKのつかい方 より
基礎物理WORKBOOK,WORKBOOKのつかい方 より